元カノ母は俺の言ったとおりに元カノに伝えた。
この内容ならば、元カノに相当のプレッシャーを与えられると思った。
こういう展開ならば、俺から金を毟れる可能性は0だと、元カノに遠まわしに伝える内容だから。
また暫く元カノと元カノ母の電話のやりとりが続く。
その間、周りは沈黙。
「『もういい』じゃなくてはっきりしなさい!!!!!!! 」
元カノ母が突然怒鳴る。
俺たち家族どころか元カノ父、元カノ弟がビクッとなる。
温厚そうな人だから余計に。
元カノ母「あ・・・ちょっともしもし!もしもし?」
突然電話を切られたようだった。
元カノ母がちょい震えながら俺に言う。
元カノ母「ちょ・・・・ちょっとごめんね」
俺「え?」
元カノ母「突然電話切られちゃって・・・・」
元カノ父「んで・・・・○○は?」
元カノ母「それが・・・・ちゃんと伝えたんだけど、
『なんか悲しい・・・・もういい』とだけ言って・・・・
もうお金いらない、もういいって聞かなくて」
元カノ父「おい、大丈夫か○○!?」
この時点で確信する。
この心配のしようは・・・・この3人は本気で俺がしたと思ってるなと。
そしてこの元カノの解答・・・。逃げる気だ。
それだけはなるまいと、ここから俺は顔真っ赤になる。
俺「そういやよく考えたら、お腹の子が俺の子じゃないのと、俺に無理やりされたのって全くの別問題ですよねえ」
元カノ弟「あ?・・・・・・まあ・・・・そうだろうよ」
俺「○○ちゃんがお金要らないって事みたいですし、もういっそ、今から警察いきましょうか!」
俺はふんばって立ち上がる。
多分右足はヒビが入ってるのかすごい情けない立ち上がり方をした。
血がドバっと床に落ちる。
元カノ家族茫然。
俺「どうしました?金とれない、相手の態度が悪いとなったらこれはもう俺、警察に行くしかないですよね?
まあ警察行くなら、○○ちゃんも行く必要があります。今から皆で行って、警察に調べてもらいましょう。
当然、俺はやってないと主張するし、今回の怪我も一方的にやられたと言います。
弟君・・・・・・正社員ですか?・・・・暫く出勤できないと会社に電話入れといた方がいいですよ」
元カノ弟「え?・・・」
元カノ母は俺のこの強気な言動で悟ったようだった・・・・。
震えて泣き出し、突然謝り始めた。
元カノ弟「え・・・・ちょ・・・おかん?」
元カノ父「なんだなんだ・・・・?」
ここで俺の母親が
「”俺”はね、家でパソコンとゲームばっかやってるから、12月だけじゃなく、ここ数カ月、
仕事以外はほとんど部屋にいるんよ。
ま・・・・こんな事だろうと思ってたけどねw」
元カノ弟、父はまだ粘る。
元カノ弟「は・・・・おいおいおい、どういう事?
今のでなんでコイツが・・・・悪くない流れになってるの。
わけわからん・・・どうしたオカン!?」
元カノ弟・・・・徐々に目が泳ぎ始める。
俺「どうすんのよ。はよ警察いこうぜ。痛いんだが」
元カノ母「・・・・・・・・」
元カノ父「おい・・・・・」
元カノ弟「・・・・・・・」
俺「もう・・・・こうなった以上さ・・・・『もういい』じゃなくて。
○○をココに呼んで、話し合いするしかなくね?
それが一番じゃないですか?大体、当人の居ない話し合いなんて意味ないでしょう?」
元カノ弟「あ?調子に乗るなよ!
行くよ、行ってやるよ。自分の姉がこんなクズに無理やりされたんだぞ?殴って当然じゃねーか。
脅しになんて屈しねえよ。いいよ。処分受けてやるよ」
俺「・・・・・・・・」
元カノ弟「思った展開にならなくて残念だったなwww オラ、警察行くぞ。姉は俺が引っ張っていくわ」
俺「わかった。じゃあ行こうか」
そこで元カノ母が一喝。
元カノ母「 ”弟”! やめなさい!!」
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