「どういうことだこれは!」

「これはあたしのお金です!

今日、通帳に入れようと持ってきたんです!」

「おまえは自分の金をロッカーにも入れず

そうやって変なところに隠すのか!」

「このことは旦那も知ってます!

だからこれはあたしのお金です!」

「そこまで言うなら旦那に電話しろ。

そして俺に代われ」

奴が携帯を取り出し、

仕事中の旦那に電話を入れる。

そして奴の第一声がこうだ。

「あーもしもし?アタシだけど。

今ね、店にいるんだけど、

あたしが通帳に入れようとした10万を…」

と、状況説明を

しようとし始めたので

速攻で携帯を取り上げて

オレが旦那と直接話をする。



「あ、もしもし。

お忙しいところすみません。

私、○○さんがパートで働いておられる、

△△社の者ですが」

「あ、どうも。お世話になってます。」

「旦那さんですね?

お仕事中なので単刀直入にお聞きしますが

10万円の件はご存知ですか?」

「いえ。何ですか?それ」

「奥さんが、家から10万円を持ってきて、

今日、入金する予定だったことは

旦那さんもご存知だと言ってるんですが」

「さっきから何のことですか。私にはなにも…」

と、ここで横目でパートを見る。

明らかに奴は血の気がひいていた。

そして俺は、旦那へ

カミングアウトをすることに…

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