作戦スタートwww

店に着くやいなや俺は

「自販機の金を数えてきて!大至急!」

とパートに命じ、

店の外へ向かわせた。

若手社員君は店の事務所

(営業時間は無人のことが多い)

へ急行。

後に彼が手柄を立てることになる。

その間俺は、パートの私物をチェック。

カバンや上着の中にはない。

と、すると残る可能性はひとつ…。

これが現在の残金です、

とパートが戻ってきた。

自販機の小銭を計数気で数える俺。

「う~ん、やっぱりいつも通りの売り上げだなあ。

パートさん、ちょっと時間ある?

バックヤードまで来てくれる?」

と本人の同意を得て裏に連れ込む。

そしてまずは平身低頭に言う

(これがコツ)



「あの、大変申し訳ないんだけど。

いや、貴方を疑ってるわけじゃないんだけどね。

念のため、身体検査させてくれる?

なに、ポケットとか、簡単なところでいいから。」

本当に申し訳なさそうに言う。

これがポイント。

するとババアも…

「ええ、いいですよ。

そうしてくれた方が、あたしも身の潔白を証明できますし。

どうぞ、お好きなだけしてください?」

と、自信満々。

この時点で

「ああ、わかる部分には隠してないな」

と、確信。

まずは胸ポケット。

次にズボンの前ポケットと

後ろのポケットを調べるが

やはり出てこない。

「ごめんね、疑ったりして」

とこれで終わりにしようとした。

「よかったです、店に戻りますね」

そういって店に戻ろうとした

パートを鋭い眼光で見る俺…

そして確信した。

やっぱりこいつはクロだ!

そして俺はババアにとどめを刺した!

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