あー、元カノ母鎌かけたなー。

って気づいたけど、ここで俺が変に喋るとまた脅しと言われるだろうから黙った。

元カノにとってもはや詰み状態。

警察に行けば、警察に嘘の事件をでっちあげる事になるし、一時金をもらってもどの道返金しなければならない。

被害に遭ったなんて事実は無かったとわかる俺、元カノには・・・もう決着がついている状態だった。

5分ほどの沈黙が流れた後・・・・・。

元カノ「・・・・・・・・嘘でした」

元カノ父「え?」

元カノ弟「えっ」

元カノ母「・・・・・・」

元カノ「すみませんでした」

俺「えっ・・・・何が?何がウソって?」

元カノ「・・・・・・全部」

俺「全部って?」

元カノ「無理やり・・・されてない」

ここでようやく、元カノ父、元カノ弟が自分たちが不利な状況になっていることに気付く。

元カノ弟「えっ・・・・何言ってんの?脅迫か?・・・なんか脅されたんか?」

元カノ母「あんた黙ってなさい」

元カノ「すみませんでした」

俺「すみませんで済んだら、こんな顔になってねーよ」

手で顔の血を拭って、元カノに向かって手をぴっぴってした。

元カノに血がかかる。

元カノ「すみませんでした!!!!」

元カノ土下座。

俺、元カノ家族を睨み付けてやった。

俺「で?今日は皆さん何しに家にきたんですか?」



元カノ家族は沈黙状態。

元カノ弟「は?意味・・・・わかんねー」

元カノ母「いい加減気づきなさい。無理やりなんてされてないんだよ」

元カノ弟「は?」

元カノ母「全部この子のでっちあげなのよ」

元カノ弟「オカン・・・・・自分の子を疑うんか?」

元カノ母「・・・・・・・・・・嘘なんだよ・・・・警察に行ってもこっちが困るだけだよ」

元カノ「・・・・・・・・・・・嘘ついた」

元カノ弟「嘘だろ?おい・・・・・・・・」

俺「痛って・・・・・・・いてえええ・・・・・」

元カノ弟「あっ!おい・・・・・姉貴!!!嘘ってなんだよ!!!嘘だろ?」

元カノ「・・・・・・・ごめん」

元カノ弟・・・・顔真っ赤

変な雄叫びをあげた後、元カノの顔をビンタした。

俺「すんません、兄弟げんかを家でやらないでくれます?」

そこから暫く元カノを問い詰める元カノ家族。

段々と顔が青くなっていく・・・。

元カノ弟「ちょ・・・・ちょっと待てよ。じゃあ妊娠したってのも嘘なんか?」

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