「ふむ。面接か…楽しみだね。

そのロゴは私の会社のシンボルだ。後で、面接室で続きを話そう。」

一瞬この意味が私には理解出来ませんでした。

しかし、大学生たちはすぐにこの意味を悟った様子・・・。

どうやら、このおじさんは、彼たちがこの後面接を受ける会社の社長だったのです。

私も、このビルの清掃をしていて何度か見かけた事はある顔でしたが、

まさか会社の社長だったとは知りませんでした。

冒頭でも述べましたが、私はこの仕事を与えられているだけで感謝しています。



与えられている事、任せてもらえる喜びを知っているから…。

世の中に仕事や与えられる責務は、数えきれないほど種類があるでしょう。

しかし、それをバカにしたり差別したり比べる事は決して良くはない事だと思います。

その職種、その責務には全てに”事情”があり、

”原因”があり、”目的”があるという事を忘れてはいけません。

この翌日から、トイレで用を足しながら大学生へ説教をした”少しワイルドなおじさん”は、

私を見るたびに微笑みながら、必ず一言声を掛けてくれるようになりました。

「いつもご苦労様。」

ただ、その二人の大学生をこのビルで見かける事は、あれ以来一度もありません。

いかがでしたか?

私たちが普段、快適に過ごせているのは多くの人の支えがあってこそです。

働くことの大変さや、仕事があるという事のありがたさを

「忘れてはいけない」と思わせてくれる

素敵なエピソードでしたね。

出典元:youtube

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