それからまたしばらく経ったある日のこと

私が一人で当の小料理屋へ行くと

Aがカウンターに座っておりました。

聞けば、あの後

一人で何度も通っているとのこと。



私と一緒に行った日に食べた鯖の味噌煮が

Aの亡くなった祖母の味とそっくりだったため

懐かしくなり、酒は頼まず

定食だけを食べに来ていたのだそうです。

店のご夫婦ともすっかり仲良くなったようで

それからも度々、彼を店で見かけました。

二年後・・・

次のページもご覧ください!

次のページへ続きます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です