人形にまつわるあの一族のなかで、何かしらが

解決したような予感がし、肩の荷が降りるようだった。

しかし、程なくして女将から連絡があった。

女将は従妹を探し、人形を返すことができたらしい

従妹は病に伏せり寝たきりだったが、息子夫婦の

家に引き取られ暮らしていた。



人形を見ると、とても懐かしがり喜んだ

従妹の故郷の数少ない思い出の品だったようだ

涙を流して女将に礼を述べたという

年のせいか、評判よりずっと丸くなったようで・・・

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