祈るような気持ちで看護師さんたちは、裸の赤ちゃんをくすぐったり、

体に触れたりして刺激をしました。

それでもなかなか泣かないのです。

長い10分が過ぎ、ようやく赤ちゃんが泣き声をあげました。

すると・・・奇跡が起こったのです!

赤ちゃんの泣き声を受けて、それにこたえるように、

シェリーさんの心拍計が再び反応を始めたのです。

これを見て、その場にいた全員が安堵しました。



母親のシェリーさんの容体は回復し、出産から1週間後に

意識を取り戻し、ようやく赤ちゃんを抱くことができたのです。

赤ちゃんはライアンと名付けられ、すくすく成長しました。

シェリーさんも容体が順調に回復していきました。

一時は生死の境をさまよってしまいましたが、ライランちゃんと共に今は幸せに過ごしています。

無事に一歳のお誕生日も迎えられました。

今では二人とも元気に幸せいっぱいの毎日を送っています。

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